カトリック典礼暦・2024年(2023年12月~2024年11月)は、主にマルコ福音書が朗読されるB年。
イエス・キリストは、2000年余り前に、わたしたち人間の世界に、「神の独り子」として登場しました。そして、当時の多くの人々に幾多の教えを説き、より人間らしい生き方へとわたしたちを招かれました。当時の人々からは、特に指導者階層のみなからは歓迎されませんでした。がしかし、民衆からは気持ちよく迎えられたのです。そして、イエスの言葉と業に多くの慰めと喜び、希望と救いの力を実感したのです。神の声だったからです。
その「み言葉」は今に受け継がれてきました。わたしたち人間が置かれている現場は、イエスの時代とはかなり違いますが、「み言葉」は今もなおわたしたちへの神からのメッセージであり、喜び希望、さらには救いへの力強い、温かい招きであり、混とんとした複雑な世界にあって、選択肢の多い中、より人間らしく生きる最善の道への神からの光であり、灯なのです。
毎日の営みの中で、神を聞いていますか、感じていますか、そして、神と語っていますか、・・・?