カトリック典礼暦・2025年(2024年12月~2025年11月)は、主にルカ福音書が朗読されるC年。
わたしたちは、「一人ひとりがこの世に『生』を受けた」ということは、その「生」は自分以外のためにも生かされる「いのち」であるということでもあるのです。
そのことをわたしたちに示されたのがイエスご自身でした。イエスの一日一日は、全くその命を父である神に託した(委託)生涯だったのです。わたしの道もそうなのです。が、わたしたちは時にそのこと嫌がります。「委ねる」ことができないのです。「託す」・これは信じる者の心底にあるもの、日々会得、体現していきたいです。主の恵みのうちに、・・。
「主よ、あなたはわたしを究め わたしを知っておられる。座るのも立つのも知り 遠くからわたしの計らいを悟っておられる。 歩くのも伏すのも見分け わたしの道にことごとく通じておられる。 わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに 主よ、あなたはすべてを知っておられる。」(詩編139の1~4)
であれば、わたしたちは安心していいはずなんですが、・・。でも、イエスと同じようにはいかない。自らの置かれた場(役目)に目覚めましょう。