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四旬節第2主日:日常と記念の日を、ともに大切にすることで成長したい

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四旬節第2主日(C年)の説教=ルカ9.28b~36

2016年2月21日   

神のぬくもりこの地球上には、人として、言うまでもなく男性と女性がいます。詳細なそれぞれの人数はわかりませんが、人口に占めるそれぞれの割合は女性の方が多いと聞きます。

「男と女はこんなにちがう」という事の中に、「男は日常が好き、女は記念日が好き」ということがあります。皆さんも経験がおありかと思います。奥様が、彼女が「今度の○○の日、どこかに行こう!」と誘い水をかけられたとしても、そこまで気にしていない自分を感じることはありませんか。ひどい時には、どこかで逃げ口実を見つけ、回避してしまうこともないとは言えません。

日常が淡々と進んでいくほうが男性にとっては安心できるのです。それに比べ、誕生日、結婚記念日、○○の日、など特別な記念日を女性はよく記憶しています。当たり前といってしまえばそれだけなんですが、要は、男性と女性の存在意義がそこにあるでしょう。その「意義」については、お一人お一人が見つけることが大事なのでしょうか。

ところで、今日の福音はイエスの変容の話です。ルカはタボル山に登る理由を「祈るために」と記しています。確かに、イエスさまは何か重要な出来事の前には「祈る」時間をお取りになっています。それは「特別な時」であり、イエスさまにとっては「日常的なこと」でもありました。

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日常の喧騒の中にあって、静かな、現実から離れ切った場所を求めることは、神のほうに集中できる環境、自分を設定することです。このような時と場所と自分を持ち続けることを繰り返すことによって、わたしたちは少しずつ神のほうへと近づいていくことができます。イエスさまは特別な出来事(ご変容)を通して、普段の言動になるようにと、弟子たちを教育なさいます。

人の世界で、特別な時、場所は変更できないとしても、それに携わる「自分」を日常に引きこむことはできるのではないでしょうか。

社交ダンスの上手下手は、男性がいかに女性をリードしているかにかかっているのだそうです。

「日常」が得意な男性のみなさん、女性も家族も満足できるような豊かな信仰生活、社会生活をいかにリードできているでしょうか。そのリードにちゃんと乗っかって歯車が合わさっている家族の状態を日常的なものにしたいですね。

日常の日と記念の日は共に大事なのです。

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