白浜満神父(日本カトリック神学院院長、典礼委員会委員)を迎えての典礼研修会が20日(日)カテドラルであった。
典礼委員対象の研修会だろうからと行かないつもりだったが、全信徒対象だというので予定を変えて参加した。(事務局から参加するなら記録用にビデオ撮影をして欲しいという依頼もあって・・・・ビデオは後日、DVDにして希望者に配布予定とか・・・。)
研修会は、午後2時から白浜神父の講話が約1時間余り。
今回の典礼変更にいたるまでの世界教会の歴史的経過や第2バチカン公会議後大きく変わった典礼の母国語化。そして、日本司教団が何十年もかけて対応している日本語化への努力状況などの解説と、変更箇所の具体的な説明――。その後、休憩をはさんで質疑応答で4時までだった。
A4判用紙4枚分(配布資料ではA3判用紙2つ折りの表裏)の資料を配り、さらにパワーポイントを用いての解説だったので、非常に分かりやすかった。
とくに印象に残ったことをいくつか挙げると・・・・
- 周りを照らして、自分を減らすローソクはキリストを表す。であるから、油を使う形のローソクは(祭壇には)相応しくない。
- (内陣を飾る)花は鑑賞のためではない。あくまで主を賛美するためのもの。
- ミサ中の基本姿勢は、「立つこと」「座ること」—共通姿勢は一致のしるし。
立つことは、主を迎える、注意して聞く、信仰告白、ともに捧げる(祈る)、派遣される・・・
座ることは、聞く、黙想する、準備する、味わう・・・ - 開祭で、あいさつの言葉の後、「非常に短いことばで、信者をその日のミサに導入することができる」—-導入は司祭、助祭だけでなく信徒の奉仕者もできる。
内陣の飾りのこと、ミサ中の基本姿勢や導入のことばのことなど、冠婚葬祭で奉仕する際の留意点をあらためて確認できた。
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