昨日昼過ぎ、冠婚葬祭業務用電話に着信があった。
電話に出た家内は、先日葬儀のお手伝いをしたお客さんと聞き違えたらしく、折り返し掛けるように言ってきた。
電話をかけてみると、「○○○○です。長崎で、3年か4年後輩です。お会いしたくて・・・今、玉里教会に来ています」。えっ!最初の二文字は同じだったが、予想とは全く違う相手、しかも40年以上も昔の関わりだった。
「そこは暑いでしょう」と言うと「はい自転車で来ましたから暑いです」
長崎時代の同窓会にはずっと不義理をしていたので、一瞬躊躇した。が、嫌味のない率直な話しぶりに心が緩み、「10分か15分待ってもらえますか。すぐ向かいますから」と言って、玉里教会に行くと、ニコニコしながら待っていてくれた。
「日曜日にザビエル教会に行ったときに先輩のことを尋ねたら、この教会所属であることと電話番号を教えてもらいました」
「8月から鹿児島に来ました。1年間の予定で単身赴任です。ちょうどいい機会ですから教会葬儀のことなども勉強したいと思っています」などなど。
話を聞きながら、『よくぞ、こんな私を思い出して会いに来てくれる奇特な輩がいたもんだ』と不思議な感情が湧いたものの決して悪い気はしない。だが、どうしても当時の彼を思い出せず、正直に詫びるしかなかった。
別れ際、「ビールはいける口ですか?」と尋ねると、「はいっ!」と答えたので、一安心。近々誘う約束をした。今朝になって、私が高校2年のとき中学1年だったクラスの数人が蘇ってきたので、それらを糸口に46年前を掘り起こし旧交を温めたいと思っている。
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