朝の仕事を終えて帰ってきたら「洗濯機に水が溜まらなくなった。排水バルブに何かが詰まっているらしい」と家内が言う。どうして原因が分かったのか尋ねると、洗濯機の型式と症状を入れてネットで検索したら、そんな答えが出てきたという。
先日、分からないことに出会ったらなんでもすぐ人に聞くのではなく、まず自分で調べてみること!と、検索のクセ付けを促したばかりだったので、ちょっと嬉しかった。家内の変化は喜ぶべきこととは言え、洗濯機の不具合が治ったわけではない。修理はこれから。
念のため、私もGoogle先生に尋ねてみた。我が家の洗濯機は7年前に買った東芝のAW-60GE。確かに家内が調べたとおりの情報が多かったので、排水バルブの詰まりを念頭に修理作業を始めてみることに・・・・
電源を抜き、裏蓋の6本のねじを外し、排水バルブの弁につながるワイヤーを手で引いたり押したりしてみると、排水口の水の勢いに変化が見られた。しかし、水漏れは止まらない。弁がきちんとしまっていない様子。やはり何かが詰まっているのだろうと確信して、洗濯機をひっくり返して排水バルブを開けてみることにした。
30年前の仕組みがまだ健在なら、全自動洗濯機の排水バルブの構造には心得があるのだが・・・ひっくり返してみると、果たして構造はほぼ同じだった。
バルブのスクリュー式蓋の外側には突起がいくつかついているので、そこにマイナスドライバーをあてハンマーでたたくと蓋は回るはず・・・・しかし、固く締まっていて一度や二度のショックでは蓋は回らなかった。もしかして壊してしまったら!と一瞬不安はよぎったが、思い直して力を込めて何度か叩いたら蓋は動き出した。よっしゃぁ!
スクリュー蓋を外した後、バルブの中の黒い弁の周りに指を突っ込んでみると・・・・案の定、異物が・・・・・
写真のとおり、ヘアピンだった。このヘアピンが排水弁の動作を邪魔していたのだ。ヘアピンを取り除いた後試運転をしてみると、洗濯時には水が溜まり、脱水時は排水することが確認できた。洗濯機の復活だった。めでたし!
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