ふとん丸洗いの取次ぎ業のために20年ほど借りていた倉庫を今日空にした。夕方、大家さんに鍵を返すことで大きな区切りをつけることになる。
一昨年の暮れに「ふとん丸洗い取次ぎ」廃業を決めたものの、色々な想いが入り混じって倉庫の片付けに手をつけることができず、ずっとそのままになっていた。帳簿面からすると、毎月の家賃があるのだから早く片付けて解約すべきだったことは誰の目にも明らか。
先月末ようやく、自分に縛りをかけるため、重い腰を上げて大家さん宅に伺い、菓子折りとともに「5月末で退去させていただきたい」と願い出た。すると、あっさりと「いいですよ」。大家さんは経済的に余程余裕があるのだろう、店子が出て行くことに寂しげな雰囲気は微塵も出さなかった。
そう言えば4年前まで借りていた広い物件は私が返した後も、人に貸すでもなく自分で使うこともなく、そのままになっている。おかげで解約を申し入れるこちらの気分も軽くなったのは確か。あり難いことだ。
連休明けに粗大ごみを市の処分場に運んだ後、鉄製品はリサイクル業者に頼んだりしながら少しづつ20年の汚れを落とし、今日は最後の掃除。
倉庫を片付けたことで、ようやく区切りがついた。
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