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年間第9主日:真の信仰告白は、「わたしが変わること」「神を感じる」毎日になることです

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年間第9主日(A年)の説教=マタイ7・21~27

2011年3月6日

神のみことば

現代における病は、静かに蔓延していくような気がしてなりません。しかも、「若者をむしばんでいく」ようです。中でも、対人関係のまずさが原因となる病は、果てしなく広がっているような気がします。いわば、心の病ということもできます。表面に見えてこない部分だけに厄介です。

同じく目に見えないもので、蔓延してほしいのにそうならないのが信仰です。「信じる心」が大衆に広がると、この世はなんとすばらしいものになるか、と思ってしまいますが、・・・。

わたしたちが信仰を持つということは、キリストを主として認めるということです。
「わたし」が認めたとしても、それが口先だけで終わってしまうなら、天の国に入ることはできない、とのメッセージが「主よ、主よ、という人がみな、天の国に入るのではない」のです。

真の信仰告白は、「わたしが変わること」です。イエスさまはそのようにおっしゃいます。つまり、わたしの日常生活が、「神を感じる」毎日になることでしょうか。言い換えれば、日々の人との出会い、出来事を神の感性に照らして見ることができれば、・・・。

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聖地への巡礼中はそれができます。自己を惑わす邪魔者が他にないからです。集中できます。いわゆる、この「集中するとき」をたくさん作ることできれば、日常だからこそもっと成長できるはずなのです。

信仰は徐々に育ちます。弟子たちへのイエスさまの教育も急速ではありませんでした。じっと我慢の中で、しかし着実に弟子たちは信仰において成長したのです。しかも、日常生活の中で。洗礼を受けることは「キリストを主として認めること」です。その後の生活は、「信仰者として成長すること」です。

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