聖フランシスコ・ザビエルの略歴
- 1506年4月7日 北スペインのナバラ王国・ザビエル城で誕生
- 1537年6月24日 ベネチアで司祭叙階(31歳)
- 1549年8月15日 薩摩の人・ヤジローに伴われて鹿児島市祇園之洲に上陸
- 1549年9月29日 薩摩藩主・島津貴久と会見し宣教の許可を得る
- 1551年11月 日本での宣教をさらに推進するためには態勢の再構築をする必要があると判断し、一旦、日本を去りインド・ゴアへ
- 1552年12月3日 中国・広東省上川島で帰天(46歳)
- 1622年3月12日 グレゴリウス15世によって列聖
聖フランシスコ・ザビエルの祝日・12月3日の聖書
第一朗読>>使徒パウロのコリントの教会への手紙
(Ⅰコリント9・16-19、22-23)
〔皆さん、〕わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。自分からそうしているなら、報酬を得るでしょう。しかし、強いられてするなら、それは、ゆだねられている務めなのです。では、わたしの報酬とは何でしょうか。それは、福音を告げ知らせるときにそれを無報酬で伝え、福音を伝えるわたしが当然持っている権利を用いないということです。
わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。
福音朗読>>マルコによる福音
(マルコ16・15-20)
〔そのとき、イエスは十一人の弟子に現れて、〕言われた。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。信じる者には次のようなしるしが伴う。彼らはわたしの名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語る。手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。」
主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。
聖フランシスコ・ザビエルの取次を願う祈り
聖フランシスコザビエル
あなたは十字架につけられたキリストの愛に倣い、父なる神への信頼と聖霊の導きによってこの鹿児島の地に来られました。
多くの困難の中にあっても
あなたはアジアの人々の救いに
いのちを燃やし尽くされました。
私たちもあなたの「熱き心」に倣い、
神への信頼を深め、強い熱意をもって
まことの愛と平和であるキリストを
人々に伝えることができますように。
鹿児島教区の保護者聖フランシスコ・ザビエル、
私たちのためにお祈り下さい。アーメン。
(カトリック鹿児島司教区認可2003年7月16日)
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